マンスリーマンションの賃料は京都で意外に安い?その理由とは

ノート

マンスリーマンションには、通常の賃貸物件とは異なる点がある。
一番大きな違いが、家具や家電が部屋に付属しているということだ。
だが京都のマンスリーマンションの賃料は、家具や家電付きなのに意外にも安くなるケースがある。
京都は観光やビジネスなどで活躍しているところで、マンスリーマンションにも大いに需要があるが、どうして安くなるのだろうか。ここで説明していこう。

京都のマンスリーマンションの賃料が安くなる仕組み

京都のマンスリーマンションの賃料と、京都の通常の賃貸物件の賃料を単純に比較した場合、実際にはマンスリーマンションの方が高くなる。
なにせ家具や家電をレンタルしている状態なのだから、それも当たり前だ。その差は約1.2倍になるという。
だが、『ほとんど手ぶらで3ヶ月程度入居する』と考えた場合に限れば、マンスリーマンションのほうが安くなるのだ。
まずは、家具や家電がついていることがその理由として挙げられる。
単身赴任や、転勤を機に自立をするといったとき、家具や家電などは持っていくことができないケースが多い。
つまりアパートやマンションに入居した際、カーテンもベッドもテーブルも、テレビも電子レンジもないので、新たに購入しなければならなくなる。
それによって初期費用として十数万円が飛んでしまうことも珍しくない。
だがマンスリーマンションなら、既に家具や家電が置いてあるので、十数万円の費用が浮くのである。
つぎに、通常の賃貸物件と違い、敷金や礼金がないことが挙げられる。
敷金は数ヶ月分をまとめて支払わなければならず、退去時には修繕費などに充てられるのでほとんど戻ってこない。
そして慣習的に大家に納め、決して返ってこない礼金が、マンスリーマンションにはないのである。
また京都では、選んだマンスリーマンションの運営会社によっては仲介手数料などもないので、この時点で大きく差がつく。
敷金や礼金は合計すると賃料の2~3ヶ月分程度になる。
こういった事情から、3ヶ月程度住み続けることで、この初期費用の安さが最大化される。
しかし6ヶ月を超えれば、逆に高くなってしまう。
興味がある人は3ヶ月程度の期間で、実際に計算してみてはいかがだろうか。